toi.toi.toi.

I am a Singer

いつも、その時歌いたい歌を。

誕生日の前日

東京は大雪で

その日のレッスンは

全員おやすみで

教室は、孤島みたいで 笑

 

 

まるで前夜祭でした。

 

 

とうとう、というか

いよいよ、という感じです。

 

123で誕生日を迎えて

プレゼントも

サプライズばかりでしたが

 

10年以上前に亡くなっている恩人の言葉が

時空を超えて

今日、ようやく

私の下肚のど真ん中に刺さったことが

いちばんインパクトのあるプレゼントでした。

 

 

 

『いつも、その時いちばん歌いたい歌を、うたえ。』

 

 

 

私は歌うことが大好きです。

過集中できる、一番の遊び。

 

 

それがいつのまにか

 

 

“こんな曲も歌えるようにならなくちゃ”

“こういう声も出せるようにならなくちゃ”

 

 

音楽の、歌の、

“ホンモノ”に、追いつかなくちゃ

 

という気持ちが大きくなっていました。

 

 

“ホンモノ”ってなんだろう

どこにあるんだろう

 

誰が決めるんだろう

 

 

『いつも、その時いちばん歌いたい歌を、うたえ。』

 

 

私が、歌いたい歌を。

歌うべき歌じゃなくて

歌いたいのを。

 

どんな表現でもいい。

ホンモノとかニセモノとか

自分ひとりで決めればいい。

あれはないよね、って

言われれば

言われただけ

それはオリジナルってことだ。

 

誰かの感性に正解を探すより

 

自分の感性に、絶対でありたい。

 

 

歌っているだけで

胸の中のダイヤモンドが

キラキラと回転するような身体感覚は

恋と同じだと気づきました。

 

私は、私の歌に

恋をしているんだ。

 

私より上手い人なんて

そりゃもう

たーくさんいるけれど

 

他の誰の歌よりも

私は自分の歌が好きです。

 

歌はいつでも私のそばにいてくれたのに

ずっと気づかなかった。

これでようやく

運命の相手と

両想いです。

 

また新しい1年。

今までただの幼なじみだと思ってた運命の相手と

胸のダイヤモンドをキラキラ回しながら

たくさんデートします。